【独学で上達したい!】ピアノ初心者の練習法

ピアノ練習法

ピアノを独学で上達したいという方で、

「何からはじめたらいいのかわからない」

「どうやって練習したらいいのかわからない」

と悩むこともあるのではないでしょうか。

そこで、ピアノを独学で上達したい、初心者の方におすすめの練習法をご紹介します。

また、練習時間やおすすめの楽譜についても解説しています。

正しい練習法を身に付けて、効率的に練習を進めましょう。

独学でピアノを練習する時に気をつけたい基本動作

ピアノを練習する時の基本動作

正しい姿勢を身に付ける

背筋が丸まっていたり、背もたれに寄りかかっていたりするなど姿勢が悪いと、指に力が入らない余計な力がかかる指や腕の動かす範囲が制限されるなど、演奏に悪影響が出ます。
ピアノを弾く時には、腕や指を自由に動かすことができる楽な姿勢を作る必要があります。また、上半身だけではなく、足も自由に動かせる必要があります。ペダルを踏んだり、左右や前後にバランスをとれる位置に座ることが大切です。
正しい姿勢を身に付けるためには、以下のことを意識しましょう。

椅子の座り方
・深く腰掛けず、お尻と足の付け根が椅子の角に当たるくらいの位置に座る。
・肘が腰よりも前の位置で手を自由に動かせる距離に椅子を持ってくる。
・肘と鍵盤が同じくらいの高さになるように椅子の高さを調整する。
・視界にピアノの両サイドが入るように座る。
・両足でしっかり地面を踏めるようにする。

手のフォームを意識する

手は、力を入れずに丸く包み込むように鍵盤の上に置きます。肩や手に力が入っていると、音がきれいに出ません。手の中に空気が入っているようにふわっと置き、リラックスした状態で弾くことを意識しましょう。

指の角度を確認する

指は鍵盤に対して、垂直に当てることが基本です。特に固い音、強い音を出す時には指の角度が重要です。そのため、爪の長さを短く整える必要があります。
手のひらを自分に向けた時に、指の先端から爪が見える場合は、見えなくなくくらいまで爪を切ります。鍵盤に指を置いたときにカチカチと音が鳴る時は、一度爪の長さを確認してみてください。
爪の長さを整えると指の角度が調節しやすくなり、ピアノの音質が変わります。ピアノを練習する際には必ず確認するようにしましょう。

独学でピアノを上達させるコツ!5つのポイント

ピアノを上達させる5つのポイント

曲を聞く

ピアノを早く上達させるためには、まず、楽譜を見ながらその曲を聞くことからはじめましょう。初めに音源を聞くことで、曲の強弱や速さなどをイメージすることができ、楽譜を読む速度がアップします。楽譜を読めない方、抵抗がある方に特におすすめです。

複数の曲を同時に練習しない:1曲1曲を丁寧に

ピアノ初心者のうちは、1度に何曲も練習しないようにしましょう。複数の曲を練習すると、曲ごとに様々なテクニックを習得しなければならず、どの曲も中途半端な仕上がりになってしまいます。
1曲に集中して、コツコツ着実にテクニックを身に付けていきましょう。

片手ずつ練習する

早く上達するためには、片手ずつ練習することが効果的です。いきなり両手で弾いてしまうと、左右の指使いをなかなか覚えることができず、弾けるようになるまでに逆に時間がかかってしまいます。
左手と右手でそれぞれ練習し、音や指使いを覚えることが大切です。
まずはゆっくりとしたテンポで、短い小節に区切って練習します。
最初から最後までスムーズに弾くことができるようになってから、徐々にテンポを上げましょう。

部分的な練習:苦手なところを練習する

苦手なところ、よく間違えるところは、曲の中でその部分だけゆっくり弾いたり飛ばしたりすることで、放置することも独学では可能ですが、苦手な部分をなくすことで曲の完成度は大きく変わります。
苦手な部分をなくすためには、その個所を何度も繰り返して練習することが大切です。
弾けるようになったら、その前の小節からつなげて弾き、徐々に弾く範囲を広げていきましょう。

メトロノームを使う

メトロノーム

ピアノの演奏は、一定のリズムで弾くことが重要です。苦手なところがあると、無意識にその部分だけテンポが遅くなったり、指が滑ったりするため、リズムが変わりやすくなります。
メトロノームを使って弾くことで、曲の速さを一定に保つことができます。
また、早くなりやすい部分、指が回っていない部分など、メトロノームを使うことで自分の癖を見つけることができます。


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独学でのピアノ練習時間は毎日どれくらい?

毎日の練習時間

ピアノの練習時間は、レベルによって異なりますが毎日最低でも30分は必要です。また、1日練習しない日があるとそれを取り戻すのに3日かかると言われています。そのため、毎日継続して練習することが大切です。
練習のやる気がでないとき、モチベーションが上がらないときはこちらの記事を参考にしてみてください。↓

ピアノ練習のモチベーションを上げるための4つのポイント

ピアノスクールでレッスンを受けることもおすすめ

ピアノスクール

ピアノ初心者は、自分で楽譜を読んで練習することが難しく、正しい練習法がわからないかと思います。そのため、何度がピアノスクールでレッスンを受け、自分の演奏がどのような状態にあるのか、どのように練習すればよいか、などのアドバイスを受けることも大切です。いきなりピアノスクールに入ることに抵抗がある方は、まずは体験レッスンを受けて自分に合った練習法を探ることをおすすめします。

無料体験レッスンができるピアノスクール

無料で体験レッスンができるピアノスクールを2つ紹介します。どちらも気軽にレッスンを受けられるため、試しに受けてみることをおすすめします。

椿音楽教室

椿音楽教室は、日程を自由に決められるため、仕事の都合で教室に通うことが難しい方でも気軽にレッスンを受けることができます。
また、自宅や職場から近いスタジオに講師が出張する形態となっているため通いやすく、防音で周りを気にせずに快適にレッスンを受けることができます。

さらに、椿音楽教室ではオンラインレッスンも実施しています。パソコン、スマホなどからZOOMに接続してレッスンを受けます。楽器と音を出せる環境さえあれば、レッスンを受けられます。初めての時は楽譜がなくても大丈夫です。また、「今週は直接スタジオに行けないからオンラインで受けたい」「来週は手のフォームや表現力をしっかり見てもらいたいから対面で受けたい」というように、自分の都合に合わせて対面レッスンとオンラインレッスンを切り替えることもできるため、レッスンの仕方も自由に選べます。

椿音楽教室

シアーミュージック

シアーミュージックは、スマホで簡単に予約でき、前日の17時まで変更可能なため、急に都合が悪くなった時でも気軽に日程を変更できます。また、講師の数が全国に300人以上と多く、担当制ではなく「指名制」のため、毎回講師を選ぶことができます。ピアノ教室を選ぶ時に「練習のペースが合わずしんどい」「指導レベルが高すぎて合わない」など、講師との相性に悩むことがあります。通常のピアノ教室では担当制が多く、講師を変えにくいですが、シアーミュージックでは、性別、年齢、ジャンルなど、幅広い選択肢から「指名制」で講師を選ぶことができるため、自分に合った講師を見つけることができます。
また、レッスンブースを無料で借りることができるため、レッスン日以外にも練習することができます。オンラインレッスンも可能なため、時間をとれない時でも気軽に自宅でレッスンを受けることができます。

シアーミュージック

おすすめの楽譜

楽譜

バーナム ピアノテクニック:毎日のピアノ練習前のウォーミングアップに!

このシリーズは7冊あり、アメリカのピアノ教育において著名な作曲家、エドナ メイ バーナムが著者です。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)の調査より、日本一使われている教本としても報告されています(参照:PTNA)。棒人形のかわいいイラストがついており、1曲が短いため、ピアノを独学で練習する方も楽しく学ぶことができます。
シンプルでわかりやすく、表現力とテクニックを向上させることができます。
毎日のピアノ練習前のウォーミングアップにおすすめです。
シリーズは以下の通りです。

  • バーナム ピアノテクニック ミニブック
  • バーナム ピアノテクニック 導入書
  • バーナム ピアノテクニック 第1巻
  • バーナム ピアノテクニック 第2巻
  • バーナム ピアノテクニック 第3巻
  • バーナム ピアノテクニック 第4巻
  • バーナム ピアノテクニック 全調の練習

ハノン:指の練習をしたい人におすすめ

この教本は音大でも使用されており、ピアノ初級者から上級者まで幅広く愛用されています。リズム、音量など、様々なスケール練習が可能です。
ハノンを日々の練習に取り入れることで、指を動かし続ける持久力や、指を自由自在に動かすスキルが身に付きます。1つのスケールに対して、スタッカート、テヌー、レガートなど、様々なアーティキュレーションを付ける練習ができる教材であり、幅広くスケール練習をすることができます。


全訳ハノンピアノ教本 (Zen-on piano library) [ シャルル・ルイ・ハノン ]

ブルグミュラー25の練習曲 Op.100:音楽性、テクニックを同時に習得!

ブルグミュラーは25の曲を段階的に練習でき、スタッカート、レガート、スケールなどのテクニックの習得が可能なだけでなく、二部形式、三部形式、マーチ形式といった様々な形式の楽曲が盛り込まれています。そのため、技術力を磨くだけでなく、音楽性も身に付けることができます。
アラベスク」(2曲目)や「貴婦人の乗馬」(25曲目)といったピアノの発表会でも使われるような有名な曲も含まれており、長年親しまれている教本です。
ピアノを始めたばかりの人には少し難易度が高いため、初級のテキストを修了してから取り組むことをおすすめします。

ソナチネアルバム1:美しい曲で豊かな表現力を身に付ける

ソナチネは、ベートーヴェン、モーツァルト、ハイドン、ドゥセック、クレメンティ、クーラウの7人の作曲家が作曲した曲が収載されており、ピアノソナタ、交響曲、弦楽四重奏曲の基礎となった古典派音楽を学ぶことができます。「ソナチネ」は、小さなソナタという意味であり、クラシック音楽の中で最も重要なジャンルの1つであるソナタの基礎を習得することができます。美しい旋律で豊かな表現力を磨くことができます。

まとめ

ピアノを独学で上達したい、初心者の方におすすめの練習法をまとめると以下になります。

  • 基本動作を身に付ける:姿勢、手のフォーム、指の角度
  • 曲を聞く
  • 複数の曲を同時に練習しない:1曲1曲を丁寧に
  • 片手ずつ練習する
  • 部分的な練習:苦手なところを練習する
  • メトロノームを使う
  • 毎日練習する
  • ピアノスクールで体験レッスン:自分に合った練習法を見つける

初めのうちは、何からはじめたらいいのかわからないかと思いますが、これらを意識して、効率的にピアノの練習に取り組みましょう。

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