ピアノの練習をする中で、「やる気が出ない」「モチベーションが上がらない」「気分が乗らない」ということもあるのではないでしょうか。
独学でピアノを学んでいる初心者の方は、特にモチベーションを維持することが大変だと思います。
この記事では、ピアノ練習のモチベーションが上がらない時の練習時間、モチベーションを上げる方法、下げない方法などを解説しています。楽しくピアノの練習を続けるための方法としてぜひ参考にしてみてください。
なぜモチベーションが上がらない?何が要因?
ピアノ練習のモチベーションが上がらない要因としては、主に2つが挙げられます。
【要因1】練習ができない:外的要因
モチベーションが上がらない要因の1つとして、練習できないという外的な要因が挙げられます。「忙しくて時間的に余裕がない」
「体力的にしんどい」
「病気や怪我で練習できない」
など、様々な外的要因によって練習できない状態になると、練習する気力がなくなることがあります。
【要因2】楽しくない:内的要因
モチベーションが上がらないもう一つの要因として、練習が楽しくないという内的な要因が挙げられます。
「練習しても上達しない」
「弾いている曲に飽きた」
「練習しないといけない義務感がつらい」
「人前で演奏する機会がない」
など、練習に楽しさを感じなくなることで、やる気がなくなることがあります。
これらの2つの要因、もしくは複合的な要因によってモチベーションが上がらない状態になります。
ピアノ練習のモチベーションを上げる方法
ピアノ練習のモチベーションを上げる方法は以下の5つになります。
- 練習時間を決める
- 好きな曲を弾く
- 弾きたい曲を探す
- ピアニストの演奏を聞く
- ピアノ教室でレッスンを受ける
練習時間を決める
やる気がない時、時間を決めずにだらだらとピアノを練習していると、ピアノが上達せずさらに練習する気力がなくなります。
短時間でも練習時間を設定し、その時間内で練習内容を配分することで、効率よく練習に取り組むことができます。効率よく練習を行うことで、ピアノの上達させることができ、練習のモチベーションを高めることができます。
そのため、あまり練習に気が進まないときでも、「今日は15分だけ練習しよう」などと時間を決めて練習することがモチベーションアップに大切です。
好きな曲を弾く
練習しなければいけない義務感で辛くなったり、練習曲に飽きてしまい、ピアノ練習のやる気が出ない時は、無理に練習するのではなく、自分が好きな曲、心地よく弾ける曲など、苦にならず楽しく弾ける曲を選んで弾き、気分転換することも大切です。
無理して練習すると、モチベーションがどんどん下がり、ピアノの上達も見えづらくなります。
好きな曲で気分転換し、ピアノを弾く楽しさを思い出すことで、モチベーションをアップすることができます。
弾きたい曲を探す
どうしてもピアノ練習をする気になれない時は、一旦ピアノ練習を休憩し、CDや音楽サイト、コンサートなどで”弾いてみたい”と思う曲を探してみましょう。憧れや目標を持ち、「あんな風にかっこよく弾げるようになりたい」という気持ちが沸くことで、ピアノ練習のモチベーションアップにつなげることができます。以前はCDで音楽を聴くことが主流でしたが、最近では音楽聞き放題のサービスで手頃にたくさんの曲を聞くことができます。音楽聞き放題のサービスは、多くありますが、クラシックを聴きたい人におすすめなサービスは以下の3つです。
Amazon music Unlimited:コスパの良さが最大
- 9000万曲が聞き放題
- 通常月額980円が、Amazon Prime会員だと月額780円もしくは年額7800円
- Amazonを日頃から利用している人に特におすすめ
Apple music:Apple製品との連携がスムーズ
- iOS端末であればSiriに頼むだけで音楽が流せる
- 月額980円で9000万曲が聞き放題
- iTunesストアで購入した曲も一緒に聞ける
AWA:配信曲の多さで業界1位
- 月額980円で1億曲以上が聞き放題
- 通信料を節約できる独自仕様
- 高音質にこだわりたい人におすすめ
ピアニストの演奏を聞く:生の演奏で感性を刺激
練習している曲がなかなか上達せず、ピアノを弾くことが嫌になることもあるのではないでしょうか。そのような時は、一度プロの演奏を聞いてみましょう。
プロの演奏を聞くことで、そのピアノ良さを改めて感じることができたり、自分に足りないものが見えてきたりします。コンサートや演奏会で生のピアニストの演奏を聞くことをおすすめします。
独学でピアノを学んでいる方は特に、周りからの刺激がないため、色々な人の演奏を聞くことがピアノ練習の”刺激”となり、モチベーションの向上につながります。
【日本人有名ピアニスト】
・辻井伸行
・内田光子
・フジコ・ヘミング
【世界有名ピアニスト】
・マレイ・ペアライア
・アンドラーシュ・シフ
・スヴャトスラフ・リヒテル
ピアノ教室でレッスンを受ける
モチベーションを上げるために、ピアノ教室でのレッスンで刺激を受けることも1つの方法です。やる気がない時、プロの講師に見てもらうことで、的確なアドバイスをもらうことができ、練習意欲の向上につながります。また、ピアノ教室では、演奏会や発表会など、人前でピアノを弾ける機会を作っているところが多くあり、人前で弾く緊張感、楽しさがモチベーションの向上につながります。独学でピアノを練習していてモチベーションが上がらない方は、一度ピアノ教室で体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。
無料体験レッスンができるピアノスクールをいくつか紹介します。
無料体験レッスンができるピアノスクール
シークミュージックスクール
シークミュージックスクールは、初心者から上級者、子供から大人まで幅広い人が「音楽を通して人と人がつながる」ことをコンセプトとしています。このピアノスクールでは、校舎での受講とオンラインレッスンを自由に選択できるため、忙しい方でも気軽にレッスンを受けることができます。また、オンラインレッスン限定で、入会金無料+月謝1ヶ月分50%OFFのキャンペーンを実施中です。他のピアノスクールと比べ授業料が安い値段でプロ講師の指導を受けられるため、なるべく費用を押さえて丁寧な指導を受けたい方におすすめです。
シークミュージックスクール|無料体験レッスン申し込みはこちらシアーミュージック
シアーミュージックは、スマホで簡単に予約でき、前日の17時まで変更可能なため、急に都合が悪くなった時でも気軽に日程を変更できます。また、講師の数が全国に300人以上と多く、担当制ではなく「指名制」のため、毎回講師を選ぶことができます。
また、レッスンブースを無料で借りることができるため、レッスン日以外にも練習することができます。
オンラインレッスンも可能なため、時間をとれない時でも気軽に自宅でレッスンを受けることができます。
椿音楽教室
椿音楽教室は、日程を自由に決められるため、仕事の都合で教室に通うことが難しい方でも気軽にレッスンを受けることができます。また、自宅や職場から近いスタジオに講師が出張する形態となっているため通いやすく、防音で周りを気にせずに快適にレッスンを受けることができます。
さらに、椿音楽教室ではオンラインレッスンも実施しています。パソコン、スマホなどからZOOMに接続してレッスンを受けます。楽器と音を出せる環境さえあれば、レッスンを受けられます。初めての時は楽譜がなくても大丈夫です。また、「今週は直接スタジオに行けないからオンラインで受けたい」「来週は手のフォームや表現力をしっかり見てもらいたいから対面で受けたい」というように、自分の都合に合わせて対面レッスンとオンラインレッスンを切り替えることもできるため、レッスンの仕方も自由に選べます。
モチベーションはどのように維持するのか:下げない方法
モチベーションを上げることも大切ですが、下げない工夫も必要です。モチベーションを下げないためには、環境づくりが重要です。
すぐできる環境づくり
- ピアノの周りに癒しグッズを置く。植物、好きなキャラクターのぬいぐるみなど
- 楽譜やメトロノーム、掃除グッズなどを整頓して、使いやすくする
- 楽譜に書き込む用の色鉛筆やカラフルなペンなどを置く
目標を高く設定しない
目標を設定することは大切ですが、高く設定せずに、低めに設定して追い込まれないようにしましょう。特にピアノ初心者の方は、初めから高い目標を設定して挫折すると、自己嫌悪でやる気がなくなりやすいです。
モチベーションを維持するためには、目標を低く設定することをおすすめします。
具体的には、
- ○小節から◯小節までを間違えずに弾けるようになる
- アーティキュレーションを完璧にする(スタッカート、レガートなど)
- ○小説目の音の跳躍を確実にできるようになる
- 片手で最初から最後まで弾けるようになる
- 苦手箇所を一定のリズムで弾けるようになる
などが挙げられます。
小さな目標でも達成できると、成功体験を得られ、やる気につながります。少しずつ目標設定を上げ、成功体験を積み重ねることで、モチベーションを維持することができます。
SNSやブログで発信する:アウトプット
自分の練習風景をSNSやブログで他の人に見てもらうことで、コメントやアドバイスをもらえ、練習のモチベーション維持につながります。また、投稿内容を見返すことで、練習の復習になったり、練習量を目に見て確認できるため、やる気につながります。さらに、イイネやコメントをもらえることもモチベーションアップにつながります。
特に独学でピアノ練習をする方におすすめの方法です。
発信する内容としては、
- 練習したこと
- 気づいたこと
- 難しいと感じたこと
- 上手くいった練習法
- 疑問点
- 今後の目標
など、メモとして気軽に書くことをおすすめします。書くことに時間をかけてしまうと、負担になりモチベーション維持の逆効果になるため、簡単に書けるフォーマットを用意しておくと良いです。
SNS:TwitterやInstagram、Facebook
ブログ:WordPress、Amebaブログ(アメブロ)、note、はてなブログ
まとめ:ピアノ練習のモチベーション、やる気を上げるためには
今回は、ピアノ練習のモチベーション、やる気を上げる方法、下げない方法について解説しました。
モチベーションを上げる方法は以下のようになります。
- 練習時間を決めて、効率的に練習する
- 好きな曲を弾いて、ピアノを楽しむ
- 弾きたい曲を探して、練習意欲を高める
- ピアニストの演奏を聞き、刺激を受ける
- ピアノ教室でレッスンを受ける
モチベーションを下げない方法は以下の通りです。
- 環境を整える
- 目標を高く設定しない
- SNSやブログで発信する
ピアノ練習を続けていると、練習する気になれない時もあるかと思います。そのような時は無理せず、楽しくピアノが続けられるような工夫も大切です。モチベーションが上がらない時にぜひ参考にしてみてください。
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