ピアノを弾けるようになりたいけれど、
「今から始めても弾けるようになる?」「上達できる?」「始めても続かないのではないか」と大人からピアノを始めることは無理だと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ピアノを始める年齢は関係ありません。まずは始めることが大切です。
この記事では、大人からピアノを始める時に必要なもの、続けるための対策について解説しています。
無理だと決めつけずに、大人からでもピアノをはじめてみてはいかがでしょうか。
大人から始めるピアノが無理だと思う理由
ピアノを始めることが無理だと決めつける理由としては、大人であることにあります。
- 子供のうちから習わないと上達しない
- 楽譜が全く読めないため、覚えられるかどうか不安
- 仕事などで忙しく、時間がない
- 大人からピアノを習うことが恥ずかしい
このようは思い込みから、ピアノを始めることを諦める方も多いかと思います。
大人からピアノを始めるメリット
- 効率良く練習できる=上達速度が速い
- 本気度が高い=無理という気持ちを超えられる
- 誰でも簡単に音が出せる
- 癒し効果+脳の活性化
子供の頃にピアノを習っていた人と比べ、大人からピアノを始める人は不利なことが多いと思っていませんか?
子供がピアノを習う時は、親がレッスンに連れて行ったり、練習させたりするなど、プロを目指さない限りは子供が自ら目的を持って練習することはあまりありません。1つの習い事としてピアノを始めることが多く、あまり効率良く練習することを目的としていません。
その点、大人からピアノを始めようとする人は、
「この曲がピアノで弾けるようになりたい」
「新たな趣味を作ってプライベートを充実させたい」
など、明確な目的があるため、効率の良い練習ができ、本気度が違います。
効率良く練習できる=上達速度が速い
ピアノの上達には、効率の良い練習が大切です。子供の場合、基礎のスケール練習から始まり、楽曲を弾けるようになるまでかなりの時間がかかります。
しかし、大人からピアノを始める場合、「この曲が弾きたい」などと、明確な目的があり、「この曲を弾けるようになるためには、楽譜を読めるようにならなければいけない」→「楽譜の読み方を勉強しよう」と逆算して練習計画を立てることができます。
そのため、大人からピアノを始めると効率良くピアノを練習できるため、上達速度が速いと言えます。
本気度が高い=無理という気持ちを超えられる
本気度が高いという点も大人からピアノを始めるメリットです。上記のように、子供は目的なくピアノを習い、親の言うとおりに練習することが多いため、本気度はあまり高くありません。
大人からピアノを始める時は、「レッスン代を無駄にしないようにちゃんと練習しよう」「どうしたら上手く弾けるようになるのか」など、真剣にピアノに向き合う人が多いため、本気度が高く、ピアノの上達につながります。
誰でも簡単に音が出せる
ピアノは鍵盤を押せば簡単に音を出すことができます。バイオリンやフルートなどの楽器は、大人からはじめようとすると、まず音を出すことに苦労します。音が出ないと練習が苦痛になり、挫折の原因になります。そのため、鍵盤を押すだけで綺麗な音が出るピアノは、他の楽器と比べ、始めやすい楽器です。
癒し効果+脳の活性化
ピアノは、好きな曲を弾くことで楽しめるだけでなく、疲れた時の癒しになります。
また、楽譜を見ながら指を動かすことで脳トレになり、脳の活性化にもつながります。老後のボケ防止にもおすすめの楽器であると言われています。
年齢は関係ない!まずは始めよう!
ピアノを始めるかどうか迷っている人は、まず始めてみましょう。
大人からピアノを始めてもここまで上達できる!
大人からピアノを始めた人を紹介します。年齢に関係なく、やる気と努力次第でピアノを上達させることができます。
52歳からピアノを始めて8年
40歳~ 1年2ヶ月 発表会
中年からピアノ始めてみた④【50歳】・ 春よ来い(松任谷由実)
迷う時間がもったいない
「大人からピアノを始めるのは無理」という人も多いかと思いますが、それが無理かどうかは、結局始めてみなければわかりません。迷う時間がもったいないため、まずは最低限ピアノを弾ける環境を作り、始めてみましょう。
ピアノを始めるために必要なもの
ピアノを始めるのに最低限必要なものは、楽器、楽譜、メトロノームです。それぞれの選ぶ基準を参考にしてみてください。
楽器
楽器は、弾きたい曲のジャンルによって必要な鍵盤数があります。そのため、どのジャンルの曲を弾きたいかによって、楽器の種類を決める必要があります。
- クラシックを弾きたい人:88鍵盤
- ロックやポップス曲、浅く広く弾きたい人:76鍵盤
- 弾き語り:61鍵、49鍵
おすすめのピアノ、キーボードは下記の記事で紹介しています。ピアノを購入する際の参考にしてみてください。
楽譜
ピアノの楽譜は、まずは最低限必要なものを揃えましょう。
楽譜選びで重要なポイントは以下の通りです。
- 正しい練習方法の解説
- DVDによる映像付き
- 進度が早くない
メトロノーム
メトロノームは、曲のリズムを一定に保つために重要です。一定のリズムで弾けるようになると、一気にピアノが上達します。初めのうちは使わなくていいと思うかもしれませんが、メトロ―ノームを使って練習し続けることで、曲全体のクオリティーがアップします。
おすすめのメトロノームは、下記の記事で紹介しています。メトロノーム選びの参考にしてみてください。
大人から始めるピアノ練習のステップ
ピアノを弾くために必要なものがそろったら、練習してみましょう。
ピアノ練習のステップは下記の通りです。弾きたい曲を弾けるようになるために、まずは楽譜の読み方を覚えることと、指の筋力をつけることが重要です。
- 楽譜の記号を覚える
- 音楽のリズムを理解する
- 指の筋力をつける
- 弾きたい曲を練習する
楽譜の読み方を覚えるためには、継続することが大切です。繰り返し目に触れることで、記号や音符、リズムを覚えます。大人からピアノを始める時に一番苦戦するのが譜読みだと思いますが、楽譜を読む力がピアノを弾くためには不可欠であるため、継続して練習しましょう。
ピアノ教室に通うこともおすすめ
「一人で練習できるか不安」、「練習方法を直接教えてもらいたい」という方は、ピアノ教室で先生に直接指導してもらうことをおすすめします。プロに見てもらうことで、自分に合った練習方法を教えてもらうことができたり、上達速度をアップさせることができます。
無料で体験レッスンができるピアノ教室もあるため、気軽に相談できます。
無料体験レッスンができるピアノ教室
おすすめのピアノの通信教育は下記の記事で紹介しています。
まとめ
大人からピアノを始めることは決して無理ではありません。大人から始めるからこそのメリットもあります。ぜひこの機会にピアノをはじめてみてはいかがでしょうか。
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