「ピアノ初心者でなかなか上達せずスランプ」
「練習に行き詰りを感じる」
「スランプから抜け出したい」
といったお悩みがある方に、
スランプの原因、解決策、脱出する方法をご紹介します
ピアノのスランプから脱出して、ピアノを弾くことの楽しさを思い出しましょう!
スランプの原因
スランプの原因として考えられることとして、下記の3つが挙げられます。
- 適性の問題
- やる気、モチベーションの問題
- 性格の問題
1. 適性の問題
ピアノのスランプの原因1つめは、「適性の問題」です。
適性の問題としては、
- 手の大きさが小さい、指が短い
- 記憶力がない、練習の効率が悪い
- 音感、リズム感がない
- 指が動かない
手の大きさが小さい、 指が短い
手の大きさが小さい、あるいは指が短いと、楽譜通りに弾くことが難しいことがあると思います。
例えば、オクターブが届かない、楽譜の指番号で弾けない、などがよくある問題かと思います。
ショパンのような手が小さいピアニストは、指の柔軟性を高めたり、アルペジオにするなど奏法を工夫していました。
まずは、無理なく弾ける指番号にしたり、アルペジオを使ったり、ゆっくりと弾いてみたり、本当にその曲が弾けないのかを研究してみることをおすすめします。
記憶力がない、練習の効率が悪い
練習した曲をすぐに忘れてしまい、記憶力がない、練習の効率が悪いと感じるとスランプに陥ることもあるかと思います。
ピアノ練習は、毎日の積み重ねであり、反復して練習を続けることが大切です。
練習の効率が悪いと感じている方は、1曲すべてを練習するのではなく、覚えられないところとその前後だけを練習してみてください。
弾ける部分を含めて練習していると練習効率が下がるため、覚えられていない部分だけを集中的に練習することで、練習効率が格段にアップします。
また、記憶を定着させるために、1週間おきに覚えているかを確認しましょう。
音感、リズム感がない
音感やリズム感がなく、間違っているのかどうかわかない、思い通りのリズムで弾けないなどもスランプの原因となることがあります。
音感、リズム感は、練習することで鍛えることができます。
おすすめの練習は、ソルフェージュです。
ソルフェージュは、楽譜に書かれた音符を声に出したり、リズムをとることで、音感やリズム感を向上させることができる学習法です。
音感、リズム感がないと感じている方におすすめの練習法です。
指が動かない
指が思うように動かず、苦戦する方もいるかと思います。
これに関しても、反復して練習することで解決することが多いです。
やっても効果がないことは、ひたすら楽譜通りに弾くことです。
楽譜通りに弾けないときは、一旦あえてリズムをつけて弾くリズム練習が効果的です。
リズム練習を反復して行うことで、指の筋肉が発達し、練習に変化が見られるはずです。
2. やる気、モチベーションの問題
ピアノのスランプの原因2つ目は、「やる気、モチベーション」の問題です。
やる気、モチベーションが下がっているときの気持ちとしては、
- 練習が嫌い
- 他の事で気が散る、やりたいことが多い
- ピアノが嫌い
などがあるかと思います。
練習が嫌い
練習が嫌いになっている場合は、練習曲から一旦離れ、自分が気持ちよく弾ける曲を弾いたり、新しく弾きたい曲を探すなどの気分転換を図ることをおすすめします。
気分が乗らない時に練習しても、苦痛な時間が続くだけで、上達につながりません。
一度、練習から距離を置いてみることで、練習法の何か良い案が思いつくかもしれません。
曲探しは、Amazon music unlimitedが便利です。
1億曲以上が30日間無料で聴き放題なので、まずは試してみることをおすすめします。
他の事で気が散る、やりたいことが多い
他のことで気が散る場合は、音楽教室のスタジオを借りたり、ピアノの周りに物を置かないなど、集中できる環境を作ると良いかもしれません。
特に、音楽スタジオだと周りに何も誘惑がなく集中できるため、練習効率が上がります。
音楽スタジオでおすすめなのは、シアーミュージックスクールです。
シアーミュージックスクールは、無料でレッスン室を利用できます。
また、下記の記事でおすすめの音楽教室を紹介しています。
やりたいことが多い場合は、優先順位を決めると、やるべきことがはっきりするのではないかと思います。
ピアノが嫌い
「ピアノが嫌い」という気持ちがある場合は、無理せず一旦ピアノから距離をとることも手かと思います。
他の楽器に触れてみたりすることも効果があるかもしれません。
3. 性格の問題
ピアノのスランプの原因3つ目は、「性格の問題」です。
難しく考えすぎている
練習する中で、「この練習に何の意味があるのだろうか」「もっと良い練習法があるだろう」など、難しく考えすぎる人もいるかと思います。
考えるよりも、まずは練習することが大切です。
色々と考えるのは、弾けるようになってからにしましょう。
弾けない原因を考えるよりも、なぜ上手く弾けるようになったのかを考えた方が、次の練習につなげることができます。
落ち着きがない
スランプの解決策・脱出する方法 3つ
ピアノのスランプを脱出する方法3つをご紹介します。
- テンポを落としてゆっくり弾く
- 片手ずつ暗譜できているか確かめる
- 少しピアノから離れてみる、何もやらない
1. テンポを落としてゆっくり弾く
スランプの解決策1つ目は、「テンポを落としてゆっくり弾く」です。
ずっと同じテンポで練習していると、毎回同じところで詰まってしまい、練習してもなかなか上達を感じられないことがあると思います。
そんな時は、スムーズに弾けるくらいのゆっくりとしたテンポに落としましょう。
テンポを落とすことで、弾けない部分が明確にわかり、練習の効率が上がります。
また、自分が弾ける速度で弾くことで、ピアノを弾くことの楽しさを再度感じることができるのではないかと思います。
スランプの時は、焦らず落ち着いて練習することが大切です。
2. 片手ずつ暗譜できているか確かめる
スランプの解決策2つ目は、「片手ずつ暗譜できているか確かめる」です。
これも、弾けないことによる苦痛を解消するための方法です。
「片手ずつなら弾ける」ということがわかることにより、練習の意欲が戻るかと思います。
3. 少しピアノから離れてみる、何もやらない
スランプの解決策3つ目は、「少しピアノから離れてみる、何もやらない」です。
ピアニストの対処法をご紹介します。
ばんちゃん | 田舎移住ピアニスト |
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【気持ちが向かない時の対処法7選】 ・やらない ・原点に帰る ・好きな演奏を聴く ・好きなことをする ・好きなものを食べる ・気が向くまで待つ ・好きな気持ちを忘れない |
ピアニストの方でも、スランプの時は何もしないことを勧めています。
ピアノがスランプの時に見てほしい映画 3選
スランプの時におすすめの映画を3つご紹介します。
1. ラ・ラ・ランド
1つ目は「ラ・ラ・ランド」です。
ラ・ラ・ランドは、ミュージカル映画で、劇中では様々な曲が流れますが、特に主役のライアン・ゴスリングが本人が演奏したジャズピアノの演奏が素晴らしいです。
女優を夢見る女性と、ジャズピアニストを夢見る男性の人生や恋を描いています。
2016年のアカデミー大賞を6部門受賞した名作です。
2. のだめカンタービレ最終楽章 前編・後編
2つ目は、「のだめカンタービレ最終楽章 前編・後編」です。
のだめカンタービレ最終楽章 前編・後編は、テレビドラマで放送された作品の続編として制作された映画です。
バイオリンやクラリネット、フルートなど、オーケストラの中の様々な楽器の演奏を楽しむことができます。
また、劇中のピアノ演奏部分は、世界的に有名な中国ピアニスト ラン・ランが演奏を担当しており、ショパンやモーツァルトの美しい演奏も注目ポイントです。
3. 神童
3つ目は、「神童」です。
神童は、コミックが実写映画化されました。
「神童」と呼ばれるピアノの才能を持つ少女 うた(成海璃子)は、ある日、音大浪人生のわお(松山ケンイチ)と出会います。
うたは、ワオにピアノを教える中で、ピアノの楽しさ、喜びを感じるように。
ピアノを通じて交流するうたとワオの姿が描かれています。
まとめ
今回は、ピアノのスランプの原因、解決策、脱出する方法についてご紹介しました。
解決策・脱出する方法は下記の通りです。
- テンポを落としてゆっくり弾く
- 片手ずつ暗譜できているか確かめる
- 少しピアノから離れてみる、何もやらない
また、スランプの時に見てほしい映画3つをご紹介しました。
- ラ・ラ・ランド
- のだめカンタービレ最終楽章 前編・後編
- 神童
スランプでピアノを弾く気分になれない時は、ぜひ気分転換に見てみてください。
下記の記事では、ピアノが思うように弾けず、イライラした時におすすめの改善策をご紹介しています。
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